新改訂版発行(3)にあたって

 2020年1月に国内で初めて感染が確認された新型コロナウイルス感染症の猛威は未だ収束することなく、建設工事現場においては様々な感染防止対策を施しながら作業を進めているところと思われます。また、建設業にも働き方改革の波が押し寄せ、2024年4月からは時間外労働の上限規制が適用されることになっていますが、慢性的な労働者不足が続いている現状では問題山積ではないかと考えております。
 そのような中、労働災害の発生状況は長期的には減少傾向とは言われていますが、最近はほぼ横ばいの状況であり、特に重大災害が発生するような事があれば、刑事的・行政的及び社会的責任が問われ、企業経営にも大きなマイナスの影響をもたらすことになります。
 業界として、それぞれの諸課題解決に積極的に取り組み「建設業は安全・安心な職場」であることをPRすることで、若年労働者の確保につながるのではないかと考えております。
 この度、平成16年の初版発行後、数回の改訂を経て改訂版を発行することと致しました。法改正に伴う書式の変更を行うとともに、全体の内容を見直しスリム化を図りました。
 私ども労務研究会安全部会では、この安全関係参考書式集を店社や作業所で必要の都度、役立たせていただき労働災害防止の一助になることを願っております。 

 

  令和4年3月

(一社)北海道建設業協会 労務研究会

委員長  福 田 隆 二


本書式集の使用にあたって

 本書式集は、(一社)北海道建設業協会労務研究会が道内の企業より寄せられた資料をもとに作成しています。
 企業毎に様々な取り組みがなされていると思いますが、決してこの書式集の使用にあたり書式等内容の強制をするものではございませんので、あくまでも参考資料としてご使用願います。
 よろしくお願い申し上げます。 

  令和4年3月

編集委員一同